わたしたち一人一人がブランドなのです

パルフェフレーズ・ジャポン代表
ブランディングプランナー
デザインプロデューサー
花園万理子

フランス・ライセンスブランドのチーフデザイナーやフェミニンブームの先駆けとなるアパレルブランド&カフェのプロデュースを行いフランスでの展示会や“キティEX”とのコラボなどファッションデザイナー&プロデューサーを経て独立。現在はファッション・ビューティー・ヘルシーフードなどライフスタイル全般企業向けブランディングの企画、デザイン、プロモーション戦略まで一貫してぶれないブランド作りのコンサルティングやアドバイスを行っている。 上質なブランドを集めたライフスタイル総合展示会『CREATION.AMOUR』(クリエーション・アムール)主催。

“ブランディング”は“ブランド”にとって法律のようなものです

ブランディング”について教えてください

花園:
“ブランド”と言えば、ヨーロッパなど世界のファッションブランドを皆様よくご存じだと思いますが、それらブランドは、創業者の想いや物作りのコンセプトというものが必ずあり、それが引き継がれているからこそ“ブランド”として認められているわけです。でも、どんなに老舗の有名ブランドであっても、創業者がいなくなってしまって経営者が変わる、または組織が大きいために経営者やプロデューサーの想いが商品を販売するスタッフやお客様にまで伝わるのが難しい、といった問題が起きてしまいます。そのときに大切なのが,ブランドの核となる想いやコンセプトを引き継ぐ文章や言葉の存在で、それは謂わばそのブランドにとっての法律のようなものと言えますが、それを作っていくプロセスが“ブランディング”です。つまりブランド作りの中には必ずブランディングがあるのです。

私の仕事は、ブランド作りをされる経営者やプロデューサーの方のお話をききながら、コンセプトが時流に合っているか,お客様にきちっと伝わっているか、など様々なポイントから最も最適な答えを導きだしながらアドバイスをしてとりまとめていくことです。ブランディイングした商品が表に出た時、お客様がブランドイメージやコンセプトを理解してファンになってくださったり、こんな商品が欲しかったと言ってくださるのを聞いたときは嬉しいですね。それは経営者やプロデューサーが,目標を明確にして物作りやブランド作りをした結果ですから。逆に困るのは「お願いしたのだから、手っ取り早く宣伝してください」とお願いされること。そういう場合はブランド側の方の意識改革から始めます。今手がけているのは、初めてブランドを立ち上げるリネンシーツのブランド、アクセサリーブランド、美容室、ヘルシーフードなどの様々なカテゴリーのブランドですが、これまで約10年の間に衣、美、食、住、人の60ブランド以上に携わってきました。

心地良い、楽しいという感覚が仕事につながっています。

花園さんのお仕事のモチベーションは何でしょう?

花園:
もともとファッションデザイナーを25年ほどしていました。その中で自分のブランドを企業の中で立ち上げさせてもらったり、ディレクションやプロデュースをした経験が、今の仕事に繋がっています。それらはすべて私の好奇心が原動力ではないかと思います。15年前にまだあまり皆がやっていないブログを始めたのもそうですが、流行っているからやりたくなるというよりも、まだ誰も興味ないけどこれは楽しそうという感覚で選んだことがトレンドにつながっていることが多いです。また同時に、ないものを作りたいという気持ちもあります。“ないからできない“ではなく、“ないなら作ろう”“こういう物があったらいいな“を実現していくタイプです。デザイナーになったのも、私の育った鹿児島では,当時あまり雑誌に載っているような素敵な洋服がみつからなくて、では自分で作ろう、と思ったのが原点です。

私が主催している『クリエーション・アムール』というライフスタイル総合展示会は、まさに“こういうのがあったらいいな”を実現したものです。総合展示会と言えば大きい会場で行われる大規模なものや、特定の時期に開催される業界それぞれごとの展示会が普通だと皆が思っていますが、私はなぜ同一カテゴリーでなければならないのか?なぜその時期に、その場所に開催されなければならないのか?などと思ってしまうのです。天邪鬼なのでしょうね。カテゴリーを越えて素敵な商品が集まり、来てくださった方が楽しくてワクワクするような展示会をやってみたいと思いました。小さくても際立つブランドがあります。新しい物も、老舗も集まります。新しいスタイルと共に、出展するブランドと来場者両方の期待に応えること、つまり私は展示会をブランディングしているのです。『クリエーション・アムール』は業界関係者やバイヤーだけでなく、一般の方もウェルカムという珍しい展示会です。今はネット検索で物を探す時代ですが、皆様ネットサーフィンにもそろそろ疲れていらっしゃるのではないでしょうか。そんな一般の方に展示会でお買い物を楽しんでいただき、よい商品に出会ってお友達に口コミしていただく。さらにブランドの方には直接消費者にプロモーションし、反応を肌で実感していただく。それぞれの立場のニーズにマッチしていると思っています。

“上質な暮らし”は価格とは関係ない

花園さんにとって良い商品の基準は?

花園:
いつも私は『クリエーション・アムール』に採用する商品も、自分自身も一消費者としてこれだったら買いたいというリアルな感覚を持てるブランドを選んでいます。テーマは「上質な暮らし」です。上質とは必ずしも高価と言う意味ではありません。高くても上質でないものもあります。私は、皆が“自分らしい上質”を探していけるようなお手伝いをしたいのです。思い返してみると、子どもの頃、母が暮らしの中で行っていた植物を育てること、季節に合ったお料理や行事を大事にすることなどから、多くを学んでいるように思います。自分自身の上質な暮らしのためには、自分に与える物を、心地よさを基準に選ぶようにしています。美容やお料理も好きですが、手をかけることよりも、良い素材をシンプルに使うことを大切にしています。例えば玄米は完全食と呼ばれていて、必要な栄養をすべて含んでいますが、そういったシンプルでありながら一つで完全である自然の素材が一番だと思っています。インジュヴ・オメガスリーも栄養成分の寄せ集めではなく、この一つでスタンダードで必要な栄養素を摂ることができるという点に、とても共感します。私も食べ始めてから、お肌がプリプリッとリフトアップを実感していて、今後の効果が楽しみです。

“いつでも自由に始められる人”でいたい

夢をお聞かせください

花園:
私は好奇心旺盛な人間なのですが、今この時の、新鮮なモチベーションや気持ち、行動力を、70歳や80歳になっても持ち続けていたいです。そのために心がけているのは、大きな目標をたてるのではなく、小さな毎日のルーティンを積み重ねることです。たとえば「早起きをしよう!」という目標は良いことだけれど、漠然としていてモチベーションを保ちにくいですよね。でも「毎日朝日を浴びる」というルーティンなら明確で守りやすい。そういう小さな約束を大事にしていると、自然と大きな目標に近づいていくのではないかなと思うのです。夢は特に持っていません。夢や大きな目標を決めたことで、そのために身動きできなくなってしまうのはいやなのです。むしろ年齢や状況によって変わっていいと思っています。常に変わっていける、“いつでも自由に始められる人”でいたいです。